総評 | ★★★★★ |
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難易度 | ★★★★☆ |
推奨人数 | 4人(+GMがいるとやりやすい |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
面白さ | ★★★★☆ |
やりやすさ | ★★☆☆☆ |
爽快感 | ★★★★★ |
運ゲー度 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45分(準備含め |
◆超ざっくりルール(ゲーム概要)
【陣営ごとの目的】
◆犯人側
・時間内に完全な真相を推理させない
⇒全てのトリックと犯人を隠し通す
◆捜索者側
・タイルをオープンさせつつ、時間内に全てのトリックと犯人を推理する
定例会初プレイ迷宮推理
準備とインストに時間がかかったけど面白い!
クリプティッドに近い論理性
目撃者の夜に似た正体隠匿
コナン並に重要なアリバイトリックを当てるのは難しいけど、8割タイルはオープン出来るのである程度推理も可能
こちらも嘘言い放題なので楽しい(笑) pic.twitter.com/PecSAlrS7V
— 素人ボドゲ (@vVCtrqroHRBin33) May 24, 2022
◆良かった点
・システムが斬新
甘いミステリー系じゃなくて、結構がっつりな推理系。
それも解けない推理じゃなく、ロジックもしっかりしている点が非常にGOOD。
・犯人が判明してもまだOK
犯人が判明しても使用されたトリックを全部判断することが難しいため、仮に見つかってもまだまだ平気。嘘のトリックでさらに攪乱させてしまおう。
・進め方がまるで名探偵コ〇ン(w
・制限時間が絶妙
4人プレイ時は30分(ゲーム内時間)なんだけど、これが本当に絶妙。
全体のタイル21枚の内17~8枚はめくることが出来る。
逆に言うと、すべてをめくることは出来ないため、そこは推理力、論理力がものを言う。
全部を見切ることは出来ないけど、推理することはある程度可能、みたいな。
この手が微妙に届かない部分は、調整の末に至った部分だろうと思いを馳せました(笑
◆気になった点など
・音を鳴らさずゲーム準備は無理!(笑
なので当方では、下記のような準備をしています。
・ボックスの上を布か何かで隠す
・1人を残して、他プレイヤーは全員部屋を5分間出る(隣に移るでもなんでも良し
・犯人役の場合は、その間にコマを並べて準備
・それを人数分繰り返す
これなら音も立てないし、他の人にばれる心配もないのだけど、やっぱりその分だけ時間がかかるのが難点。。
・ボックスからボードにタイルを移すのは誰がやる?
確かにトリック全部取られて、かつ嘘つかれたら捜索者側に手段がほとんどないのでは?と言うことになり、一旦はランダム配置(1人1部屋担当)と言うことで話はついた。
のだけども。。
これって犯人役は全部知ってても良いんじゃないか?という疑問がふと沸いた。
だって犯人だもん。凶器やトリックの隠蔽だって犯人側の特権だろう!と。
そしてそれを暴くのが探偵じゃないのか?と。
◆気を付けること
・整合性のあった殺人現場を作成(準備)をすること
ここで間違えることが一番多いため、犯人役は結構責任重大。。
なのだけど、まぁ間違えるところも含めて楽しめってことよ。
・会話の内容には気を付けよう
犯人側は攪乱のために、出来るだけ整合性の合うように嘘をつこう。
逆に捜索者側は積極的に情報を開示して共有しよう。
・部屋を移動せずに探索もできる
探索フェーズで5分のコストを支払えば同じ部屋の探索は可能。
ルルブにはないけど、本家のQ&Aにはこちら記載があります。
備忘録として一応。
◆戦略や流れ
・初手アリバイの確認が第一
名探偵もとりあえずここから始まる。とりあえずアリバイの確認から。
初手のアリバイで嘘をつくのは、「目撃証言」で高確率で確認されるため、初心者はやめておいた方が無難。。だと自分は思う。
(その後の会話等で擦り付けやミスリードが出来る自信があるなら別)
・とにもかくにもトリックの解明が何より重要
犯人側もこれを隠し通したいし、捜索者側もこれをとにかく見つけたい。
ただ「●●が見つかった」と言われても、それが正しいとは限らない。
あくまでも可能性の一つとして考えておくべきだろう。
・迷宮入り。。
迷宮入りになるパターンは、大体がトリックや証拠品が犯人に取られ、推測すら出来ないこと。
で、カギになるものは結構アリバイの部屋に置いてある可能性が高め。
なので怪しい人のアリバイ部屋を調べるのは一つの策。
◆その他
各登場人物はあくまでコマくらいでしか登場しないので、背景や世界観を含んだ小説が少しあるととてもうれしい。
例を挙げると「箱庭少女」みたいな、、、
・推理に制限時間を付けた方が良いかも?
最後の最後でロジック合わせるために、推理するのに時間がかかりすぎる傾向にあるなーとは思いました。
真相のための素材はあらかた出てるし、後は嘘と整合性を合わせるために、あーだこーだ話し合う最後のフェーズで時間がかかってしまうため、あらかじめ制限時間を決めておいた方が吉だと思いました。
◆簡単な感想
ゲームの重要さが準備に集約されている感じです。
工夫次第でどうにかはなるけど、準備の時間自体は短縮できないイメージでした。
ただその分、探索&推理パートは想像以上に面白い!
アリバイから始まって、目撃証言や証拠、トリックでどんどん整合性を合わせていく過程がとても面白く思いました。
みんなにもかなり高評価だったので、絶対またやりたいと思います。
それでは皆様、良きボドゲライフを!