パンがテーマなだけにサイコロパンカードが特に要なのも面白い。
総評 | ★★★★★ |
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難易度 | ★★★☆☆ |
推奨人数 | 4人 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
面白さ | ★★★★★ |
やりやすさ | ★★★☆☆ |
爽快感 | ★★★☆☆ |
運ゲー度 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45~80分 |
◆超ざっくりルール(ゲーム概要)
【目的】
・施設を建設しまくって、プレイヤーの中で最高得点を得る
【各プレイヤーアクション(超ざっくり】
・キャラの能力を使用する
・サイコロを振って、出た目に応じてパワーを取得
・建設済みの施設の能力を使用する
・サイコロの出目とパワーを使用してマーケットカード(施設)を建設する
etc
まじかるキングダム
エバーデールから資材の配置をなくしたイメージ
ゲーム規模に対して内容がかなり分かりやすくキャラの効果が派手
キャラも個性的でルルブも疑問を網羅してるし、慣れれば1回40分は切りそう
文句のつけようがないくらい面白かったので来週またやります pic.twitter.com/pNQDvuF951
— 素人ボドゲ (@vVCtrqroHRBin33) August 9, 2021
◆良かった点
・バランスが良い
意外や意外、バランスが良い。
キャラの能力に差があるだけで、ゲームバランスは非常に良いと感じました。
・ルールが分かりやすい
複雑そうに見えて、実はかなり分かりやすい。
ルールブックもよく見ると文字やイラストが大きめに書かれているだけで、内容自体は簡単なものがほとんど。
・充実した世界観
自分は割とゲームの世界観とかを重視するタイプなので、これは非常にうれしい。
フレーバーテキストが充実していたり、ルールブックにも多少出てくる文章などに滲み出る世界観を感じることができる。
・バリエーションの豊富さ
キャラクターカードやマーケットカードの豊富さがとても良い。
結構詳細に分かれているのも個人的にはGOOD。
・キャラ能力が派手
どのキャラもキャラ能力が派手なため「ゲームをプレイしている感」を如実に感じることができる。
プレイする上で必ずキャラ能力は使用されることになるが、どれもプレイのお助けになるものしかないため、バンバン使用していこう。
・リプレイ性が高い
複数のセットに加えて、ランダマイザ(ランダムにカードをデフォルトセットに自由に入れられる)があるので、違ったセットで遊ぶことができるため、何度でもプレイができる。
まじかるキングダム開始ですぅー
(パンフェスティバルセット) pic.twitter.com/tTVG1KPhCq— 素人ボドゲ (@vVCtrqroHRBin33) August 21, 2021
◆気になった点など
・キャラ差がある
キャラの能力自体には差があるため、汎用性の高い能力を持つキャラだと展開に差が生まれることがある。
キャラ能力がどれも派手なことはあるんだけど、能力の使い勝手にはもちろん差がある。
そのため状況に応じた戦い方ができるのが強みに対して、尖った能力を持つキャラは我慢を強いられることもしばしば。。
・後半に行くにつれて、時間がかかる
前半は出来ることが限られているため、プレイ時間は短いのだけど、出来ることが増えるに連れて考える時間が長くなってしまいがち。
まじかるキングダム
(パンフェスティバル)すごいことになってきた pic.twitter.com/wNAFBvQu3W
— 素人ボドゲ (@vVCtrqroHRBin33) August 21, 2021
・ルールブックに書かれていない「Q&A」
ルールブックには記載されていないQ&Aがある。とは言っても公式サイトなのだけど。
ただ見た感じ、どのQ&Aも割かし重要だと思うので、ルールブックにぜひ載せていただきたいところ。ちなみにリンクは下記。
◆気を付けること
・レジェンドカードは1ターンに1回
これはルルブにも書いてあるんだけど、自分らは勘違いをしていたため、レジェンドカードも何枚でも建てられると思っていました(笑
・能力の仕様忘れは気を付けよう
キャラの能力、施設の能力で「マーケットカードの獲得」「パワーの獲得」「サイコロパンカードの獲得」などには気を付けよう。
処理するのが多くなってくるほど忘れてしまいがち(笑
◆戦略や流れ
・サイコロパンカードが特に重要
ゲームの根幹のテーマが「パン」なだけあってサイコロパンカードがすっごい重要。
いわゆるドミニオンで言う衛兵くらい便利。あればあるだけ便利。
マーケットカードの獲得には使えないだけで「施設の建設時に必要なサイコロの出目」「パワーへの変換」を出来てしまうカード種類。
このゲームは施設を建設することがメインなので、材料すべてに代わることができるのである。
サイコロパンカードはマーケットカード「オーブン」「魔法のオーブン」で獲得することができるのだが、序盤にマーケットにあるなら優先して獲得しておきたいカード。
・セットによって動き方を変えるべし
これはある程度やりこんでからの話になるのだけど、セットによっては「主に必要になるパワーの種類」「提示されるマーケットカードの種類」が異なる。
そのため、このセットは〇〇が必要になりがちだから、××を建設しておこう!と言った方針が重要になってくる。
◆その他
・ゲーム準備、めっちゃ大事
正直これほどゲーム準備の段階が大事なゲームはそうそうない気がする。
・マーケットカード3枚を初期手札とする
これが一番大事すぎて、これによって序盤の動きが決まるほど。
→なぜなら、キャラの能力に沿ったマーケットカードを取得できるか否かがかかっているため。
・魔導書、意外と大事
このゲーム、何が重要かって結局はサイコロの出目なんですよ。
なのでそれを補ったり代わることができるサイコロパンカードが重要なんだけれども、中には「1ターンに1回サイコロの出目を変えることができる」系のカードが入っているのだ。
ドミニオンの衛兵とまではいかないまでも、あればとっても頼りになることしばしば。最初は要らないと思っていたけど。。。
確かに序盤で魔力を支払うのは割と厳しいところもある。
のだが、、、サイコロの出目がものを言うこのゲームおいて、それを変えることができるのは非常に便利だということに気づいた(笑
そんな時にあったら便利「魔導書~」いまなら魔力のみで建設できます!!
◆簡単な感想
エバーデールの資材の配置をなくした感じのゲームで、思っていたよりもシンプルで驚きました。
資材の配置があったために序盤からプレイ時間が割と伸びがちなエバーデールとは違って、より簡単にしたゲームと言った認識です。
豊富なカード、可愛めのイラスト、世界観、手の込んだルールブックと言い、素人ボドゲ内では大分高評価でした。
セットが複数あるのと、ランダマイザもあるのでリプレイ性も高いのがいいですね!
拡張版も発売されるとのことで、非常に楽しみです。
それでは皆様、良きボドゲライフを!