「他の人がなぜその数字を言ったか」を考え始めると滅茶苦茶面白い!
総評 | ★★★★★ |
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難易度 | ★★☆☆☆ |
推奨人数 | 4~6人 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
面白さ | ★★★★★ |
やりやすさ | ★★★★★ |
爽快感 | ★★★☆☆ |
運ゲー度 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 10分 |
◆超ざっくりルール(ゲーム概要)
・前のプレイヤーが宣言した数字に対して、場のカードの合計値を超えていると思ったら次の手番プレイヤーが「コヨーテ」を宣言する
・超えていたらコヨーテ成功で、前のプレイヤーがライフ-1
・超えていなかったらコヨーテ失敗で、コヨーテを宣言したプレイヤーがライフ-1
・ライフを全て失ったプレイヤーが出たら終わり!
こんな感じで自分は見えないようにする
◆良かった点
・ルールが分かりやすい
→プレイカードの裏にカードの種類一覧があるから、どんなカードがあるか把握できる
・論理性が高い!
→プレイ時間が短い割に相当推理力というか、考察というか、考え方というか。
まぁそんなのが強く求められる。短いのに。
「なぜそういったのか」「じゃあ自分は大体このくらいの数字。。。?」と言った考えが絶対に必要になるゲーム
・コンポーネント(使用する道具等)が少ない
→プレイカードとライフカード、効果カードのみ。どれもまぁまぁ小さめ
・特殊効果を使うタイミングが非常に重要
→追加ルールとして、効果を使えるようにする、というのがあるけど、これを入れた方が 絶対に面白い。
基本的なルールに慣れたら追加ルールで遊ぶことを是非ともお勧めします。
※ただ一部場合によっては使用できないタイミングがあるので注意。
◆気になった点など
・当然運は絡みがち
→自分のカードと手番によっては確実にコヨーテされる場合があるけど、まぁラブレターでいう「初手に王」みたいな感じなので、それは割り切るしかない(笑)
・手で持つのが意外とめんどい
→ので、カードラック?みたいなものを使うと非常に便利。他のゲームでも使えるのでとても便利。
◆気を付けること
・カードは見せないように、見えないように、言わないように
→見えてしまったり、うっかり見えている数を言ったりするとゲーム性が崩れてしまうので、そこだけは注意
・特殊効果は1ラウンドに1回だけなので注意
→効果を使ったら裏側にしとくといいかも
◆戦略や流れ
・このゲームってどんな流れが基本なの?
自分の数字を「こんくらいかな~」と仮定して、他プレイヤーの数字を足した合計値を超えないような数値を最初は宣言していきます。
『前の宣言した数は、合計を多分超えてる・・・!』と思ったら「コヨーテ」と宣言します。
数字が超えていたらコヨーテ成功で、前のプレイヤーのライフを1つ減らします。
それを誰かのライフが無くなるまで続けて、敗者を決定するゲームです。
・勝つためには
①とりあえず合計を超えてなさそうな数字を言う
②とりあえずぶっこんでみる
③効果を使って手番をパスしたり、他の人に回したりして回避する
・どのカードがヤバいの?
①MAX→0
諸悪の根源①。こいつがいると思わず「ふふっ」と笑ってしまえるくらい。
大体高確率で持っている奴は負ける。
②-5、-10
諸悪の根源②。大体がプラスのカードなのにマイナスがあるせいで、数字を宣言した時点(つまり場のカードの合計が0以下という場合w)で負けることが確定する時がある。
大抵その時コヨーテされた側は「え?俺マイナスなの?」という。
③15、20
プラスはプラスでもでかすぎんだよぉ!もうちょっと普通の数字でいいじゃん!
しかも1枚か2枚しかないんだから、自分のところに来なくてもいいじゃん!
と言い訳したくなるカード。
・特殊効果について
特殊効果には5種類あって、効果が違います。
①SAME
→自分の手番のパス1。
※ただしSAMEに対して次のプレイヤーはSAMEを使用することはできない。
②REVERSE
→自分の手番のパス2。自分が答えずに順番を逆順にする。
※SAMEにSAMEは無理だが、REVERSEは使用可能。
つまり安易にSAMEは使用できないぞというみんなが持つ対抗手段。
③SHOT
→次の手番を指定することが出来る。特殊効果を使った人に対してやることが多いかも。
④DOUBLE
→次の人がコヨーテを宣言する場合、やり取りするライフは2つとなる。
※次の人が普通に数字を宣言した場合は、何もなし。あくまでDOUBLEを使ったプレイヤーと次の手番のみに発動する効果。
※けどぶっちゃけあまり使わない(ライフ2つ賭けるメリットがない)
⑤CHANGE
→前に宣言された数字を変えさせる。
※一番論理性をうまく使える効果。これをうまく使えるかどうかで、「やるな!」「考えてるなぁ」と周りに思い知らすことが出来る一番の効果。
◆その他
・誰にぶっこむか、雰囲気や発言も面白さの一つ
正直これは数あるシチュエーションの中でも最も対応できない、いわばほぼ確定した詰み状況であるため、本当にどうしようもない
そして質が悪いことに、この状況が割と起こるということ!
そんな空気を読み取ることもまた大事なのである(棒読み
というわけで、雰囲気や仕草を楽しめるのも一つの特徴ということにしておこう
◆簡単な感想
間違いなく傑作のボードゲームだと思いました!
なので持ってても使う機会があると思っておすすめ度は最大の★5としました。
プレイ時間が短めのゲームだと論理性や戦略性が薄いものが多い中、このゲームは非常に論理性が高く「頭を使わないと勝てない」ゲームとなっています。
配られるカードは運が絡むものの、周りの情報と特殊効果をうまく使うことで負けを避けることもできる、技術的な面も強く影響してきます。
人数がたくさんでも出来るので、是非一度はやってみてほしいゲームです!
それでは良きボドゲライフを!